品質検査室

豊富な知識と経験による、洗練された食品分析検査

株式会社高澤品質管理研究所は、日々の食品衛生管理に伴う各種検査、HACCP認証取得や栄養成分表示に要する検査を自社品質検査室にて、実施しております。創業当初(2003 年)より長い歴史とともに培ってきた品質検査の技術と経験は、私たちがより品質管理を実現する上で欠かせない業務の一つとなっています。また、石川県立大学 食品管理学 名誉教授 矢野俊博氏(農学博士)に検査室室長として就任していただき、洗練されたコントロールサーベイ(検査精度管理)の下、多種多様な食品分析検査に精通した検査員とともに良質な検査サービスをご提供致します。
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メリット

~顧客のニーズに沿った幅広いサポートとアフターケア~

食品衛生管理
使用する原材料や製品の安全性、製造環境および従業員の衛生管理状況を確認する検査です。
また異物混入の原因究明から分析、再発防止対策の提案を目的とした異物同定検査なども実施しております。
HACCP
2018年に改正された食品衛生法に従い、2020年6月より制度化された『HACCP導入』。ISO22000やFSSC22000の認証取得を目指す食品事業者をサポートするため、必要とされる検査、検証を弊社にて実施致します。重要キーワードとなる“5S”を原点に、生物的ハザード、化学的ハザード、物理的ハザードの視点から危害要因を分析し工程管理に役立てます。
栄養成分表示
食品表示法の施行に基づき、製造される一般消費者用の加工食品および添加物には、栄養成分表示が義務づけられています。弊社では公定法ならびに世界唯一の測定器『カロリーアンサー』を活用し、正確かつ迅速な栄養成分分析を実施致します。

検査項目

~様々な目的に対応した検査内容~

微生物検査

HACCPに準ずるおよび考え方に基づく危害要因を分析

原材料や製品に含まれる微生物の種類や量を調べ、安全性を評価します。
また、新商品の開発における検査や定期的な製品検査、モニタリング検査など幅広く対応致します。

安全性の証明

食品中の衛生指標菌や食中毒菌による汚染の有無を検査

保存試験

保存温度や保存期間の違いによる食品中の細菌の変化を確認し、商品開発や期限設定などの根拠資料としても活用可能。(対応可能な保存温度帯:­25℃/3℃/10℃/25℃/35℃/42℃)

環境の調査検証

製造工程・工場内環境の衛生状況(汚染度)を把握したり、洗浄殺菌の効果を検証する拭き取り検査

クレームの原因分析

当該製品や同一ロット製品を検査し、その汚染度や食中毒菌の有無などを確認し原因を究明。

検査項目

一般生菌
大腸菌群
大腸菌
黄色ブドウ球菌
耐熱性菌
低温細菌
クロストリジウム属菌
リステリア
真菌(カビ・酵母)
サルモネラ属菌
腸炎ビブリオ菌
ウェルシュ菌
乳酸菌
セレウス菌
カンピロバクター属菌
無菌試験
公定法や国際標準法、簡易分析法によって、幅広く検査を実施しています。

◎ このような時に

  • 原材料や製品の取り扱いに問題がないか確認したい
  • 新商品の賞味期限を設定したい
  • 食品製造現場や飲食店厨房の衛生管理を徹底したい
  • 従業員の衛生管理に対する意識を高めたい
栄養成分分析

世界唯一の装置『カロリーアンサー』による栄養成分分析

食品表示法に基づく栄養成分表示の義務化に対応。
計算時間の短縮・効率化に加え、低コストで高いコストパフォーマンスを発揮します。

食品表示法

~栄養成分表示の義務化~

食品表示法の施行に基づき、全ての食品事業者は原則として、一般消費者用加工食品および添加物には栄養成分表示が義務付けられました。2020年4月より製造される該当食品および添加物には、全て適応されます。 ※近赤外線分光分析法による栄養成分表示には、「この表示値は目安です」「推定値」などを表示されることをお勧めします。
株式会社高澤品質管理研究所では、新たに栄養成分測定器 『カロリーアンサー』を導入することで、
食品の栄養成分の分析も自社検査室にて実施することが可能となります。

◎ カロリーアンサーとは

カロリーアンサーは、近赤外線分光分析法の採用により測定サンプルの性状から「透過測定方式」と「反射測定方式」を使い分け、測定物のカロリーの他に、参考値として、タンパク質、脂質、炭水化物、水分(ナトリウム、食塩相当量)などの栄養成分を測定できる装置です。
カロリーアンサー製造元HP
https://www.j-world.co.jp/product/ca-hm/
カロリーアンサー

◎ 魅力とメリット

  • 1.時短により効率化アップ
  • 2.低コストで気軽にご依頼可能
  • 3.栄養成分表示作成に対応可能
物性検査
硬さや付着性、凝縮性などが該当する「食品の物性」とは、言い換えれば食感のことであり、人が“おいしい”と感じる重要な要素です。株式会社高澤品質管理研究所では、水分活性(Aw)、水素イオン指数(pH)、塩分など、様々な食品の物性を検査し、性状を確認することができます。
主な項目 水分活性(Aw)、水素イオン指(pH)、糖度、塩分、酸価、過酸化物価など
※一部委託検査あり
食物アレルゲン検査
表示が義務化されているアレルギー物質8品目の特定原材料について、その含有量(あるいは有無)を調べ、適切な食品表示を通じて、消費者へ情報提供することでアレルギーによる健康危害を未然に防ぐことを目的としています。
またアレルギー物質が製造中に何らかの原因によって混入することを無くすため、拭き取りによる原材料の管理や製造ラインの洗浄確認を実施し、製造工程で発生してしまうコンタミネーションの検証も行っています。
表示義務7品目(特定原材料)
乳成分 小麦 そば 落花生 くるみ えび かに
アレルゲン検査では、イムノクロマト法による定性分析やELISA 法による定量分析を実施することができます。
異物同定検査
食品中に異物が混入した場合、異物の正体を明らかにし、混入した原因を究明することで再発防止策を構ずることが重要となってきます。異物同定検査では、その素材や材質から異物の正体を明確にし、混入原因の究明、さらには再発防止策の構築に役立てます。
主な項目 赤外吸収スペクトル(IR)測定、蛍光X線分析、顕微鏡観察など
※一部委託検査あり
環境検査
HACCPの考え方を取り入れる際にも、欠かせないキーワードとなるのが“5S”。原材料や製品を汚染する微生物や、加工食品や添加物の販売で重要視される食品表示に注意しつつも、まずは5Sに基づき製造環境や従業員の衛生管理を徹底する必要があります。環境検査を行うことで、製造環境の汚染状態を把握することができ、改善・防止を目的とするだけでなく、従業員一人一人の衛生管理に対する意識を高めることにも繋がります。
  • 安全性の高い製造環境構築
  • 二次汚染対策
  • 従業員の健康衛生管理

◎ ATP拭き取り検査

生物中に存在するATP(アデノシン三リン酸)を汚れの指標として、製造現場における洗浄度をATPの検出によって判断する検査です。測定時間は約10秒でありながら、高感度に汚れを検出し、現場にて衛生状態を即時に確認できます。
ATP拭き取り検査による効果
  • 洗浄・殺菌が不十分である箇所や装置の特定
  • 洗浄・殺菌マニュアルの改善
  • 従業員の衛生管理意識の向上
  • 食中毒菌などの二次汚染防止対策
その他の検査
その他にも、顧客のニーズに沿って幅広く食品衛生管理に役立つ検査を実施しています。
遺伝子(DNA)検査
使用原材料が正しく表示されているか、科学的根拠に基づいて検証します。
  • 肉種鑑別6種・・・・・・・・・・・牛、豚、鶏、羊、馬、山羊
  • 米品種判別・・・・・・・・・・・コシヒカリ、ササニシキなど
  • 遺伝子組換え食(GMO食品) ・・大豆、トウモロコシ
成分検査
残留農薬や有害物質、食品添加物など、食品中に含まれる成分を検査によって確認します。
0761517193
takasawa@ishikawa-sp.com
各検査に関する詳細やお困りごとがある場合は、
一度、株式会社高澤品質管理研究所までご相談下さい。

ご依頼の流れ

お申し込み方法

お申し込み方法はお電話やFAX、メールにてお受け致します。

目的に応じた分析検査内容の選択が必要となりますので、お申し込み時に検査員より内容についてご相談させていただく場合がございます。

御見積書

分析検査のお申し込み前後でお見積もりの作成も行っています。
ご予算に応じて、分析検査内容をご選択することができますので、ご希望の方はご遠慮なくお申し付け下さい。

分析検査報告書

分析検査報告書は、分析検査終了後、弊社の書式により発行致します。
必要な記入事項等がございましたら、予めご相談下さい。

尚、分析検査に関するデータや書類等は弊社にて厳重に保管し、守秘義務に基づき情報管理を徹底しております。

検査結果に基づく私たちのサポート

私たち、株式会社高澤品質管理研究所は、主として食品の衛生管理に対するコンサルティングを業としています。
食品分析結果を始め、食品衛生管理や食品表示、クレーム管理、人材育成など、多岐にわたる分野で精通したプロフェッショナルのコンサルタントが総合的にサポート致します。
食品分析検査を実施した結果が満足のいく現状でなかった場合や、より衛生管理に重点をおきたい方はご遠慮なくご相談下さい。お客様のご要望や方針、また企業水準に沿って、より良いサービスをご提供致します。
食品関連企業にとって「検査」は欠くことができません。なぜ欠かせないのでしょうか。
例えば、食品衛生法の改正によりHACCPが制度化され、多くの企業では、
「食品等事業者団体が作成した業種別手引書」等を参考にHACCPを構築されたことでしょう。
構築のみで良いのでしょうか。そのもとで製造される食品に食品衛生法等の基準が守られていることの根拠が必要です。そのために検査が欠かせないのです。
その他にも賞味期限・消費期限の設定、栄養成分表示等にも根拠が必要です。
株式会社高澤品質管理研究所の品質検査室は、皆様の期待に副うべく努力していきます。
また、私の長年の経験が皆様の期待にお答えできると思っていますので、よろしくお願い致します。 矢野 俊博 氏
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